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【小学2年生・算数】(11-2)水の量・デシリットル(dL)

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※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。

 

1学期の終わり頃、もしくは2学期に入ってすぐに「水の量」についての学習を行います。

 

「水の量」では、かさの単位(L:リットル、dL:デシリットル)について学びます。

 

前回は「L:リットル」について学習しましたが、今回は「dL:デシリットル」についてです。

 

【例題】バケツに入っている水の量(かさ)を1Lの容器を使って計ってみたら以下のようになりました。水の量は全部でどれ位あるか調べてみましょう。

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上記のイラストでは、水の量は「1Lの容器が1つ分」と「1Lの容器より少ない水の量」があることが分かります。

 

1つは1Lとなりますが、ではもう1つの「1Lより少ない水の量(かさ)」の場合は、どのように表したら良いでしょうか???

 

1Lを全く同じ量ずつ10個に分けたうちの1つ分の量(かさ)を「1デシリットル」と言い「1dL」と書きます。

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つまり、1dL(1デシリットル)が10個分で1Lとなりますので、1L=10dLという事になります。

 

ここで新しい単位の「dL:デシリットル」が出てきました。

 

 では、改めて例題を見てみましょう。

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左側の水の量は1Lですが、右側の容器のかさはどれ位でしょうか?

 

右側の容器では10個に分けたメモリのうち「4」のメモリのところまで水が入っているのが分かります。

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1Lを10に分けたうちの1メモリが1dLなので、右側の容器の水の量は4メモリ分という事で4dLの水が入っているという事になります。

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左側の容器が1L+右側の容器が4dLですので、バケツに入っていた水の量は全部で1L4dL(1リットル4デシリットル)が答えになります。

 

【!!注意!!】

ここで注意しなくてはいけないことがあります。

「1Lの水と4dLの水を合わせる」という言い方になりますが、ここで「1+4=5」というように数を足してしまうと間違いになります。

 

なぜかと言うと、それぞれの水の量(かさ)の単位が違っているからです。

 

「L(リットル)」と「dL(デシリットル)」では単位が違いますので、この場合は「5L」や「5dL」ではなく「1L4dL」という書き方になります。

 

では、次の水の量(かさ)がどれくらいあるか求めてみましょう。

【問題1】次の水のかさはどれ位でしょうか?

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問題1は「1Lの容器が1つ」と「1dLの容器が5つ」になりますので、

答えは1L5dLになります。

 

【問題2】次の水のかさはどれ位でしょうか?

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こちらは「1Lの容器が2つ」と「1dLの容器が3つ」になりますので、

答えは2L3dLになります。

 

【※単位の換算※】 

水の量(かさ)の単位では「L」を「dL」に、「dL」を「L」に・・・というように単位を換算して答えを求める問題も出題されます。

 

「長さ」や「時間」の時にも同じように単位を換算した問題がありました。

水の量でも同じ考え方で問題を解くことができます。

【問題3】次の問題は、それぞれ幾らに単位換算できますか?

① 4L=(  )dL

 1Lは10dLです。

 したがって、4Lは40dLとなります。

 → 4L=(40)dL

 

② 23dL=(  )L(  )dL

 10dLで1Lです。

 したがって、20dLで2Lと残り3dLとなります。

 → 23dL=(2)L(3)dL

 

③ 3L6dL=(  )dL

 1Lは10dLです。

 まず3Lは30dLになります。そこに残りの6dLを足します。

 ※この場合は単位が同じdL同士なので足すことができ30+6=36dLになります。

 → 3L6dL=(36)dL

  

 

次は、どちらの量(かさ)が大きいかを比べる問題です。

このような場合はどのようにすれば良いでしょうか?

 

【問題4】次の問題に「>」か「<」を書きましょう。

単位の違う水の量を比べる時は、どちらかに単位を揃えて同じ単位同士にすることで大きさを比べることができます。

 

①2L7dL( )31dL

まずは2L7dLに単位を揃えてみると → 31dLは3L1dLになります。

2L7dL( )3L1dLとなり同じ単位同士になったので、大きさを比べることが出来るようになりました。 → 2L7dL( < )3L1dLとなります。

 

では次は31dLの方に単位を合わせて比べてみるとどうなるでしょうか?

2L7dLは27dLになります。

→ 27dL( )31dLでも、やはり27dL(< )31dLとなりました。

 

よって、答えは2L7dL(< )31dLとなります。

 

②5L( )68dL

 ①と同じようにまずは5Lの方に単位を合わせて比べてみます。

 → 68dLは6L8dLになります。

 → 5L( )6L8dLとなり → 5L(<)6L8dLで

 → 答えは5L(<)68dLとなります。

 

次は68dLの方に単位を合わせて比べてみます。

 → 5Lは50dLになります。

 → 50dL( )68dLとなり → 50dL(<)68dLで

 → 答えはやはり同じ5L(<)68dLとなりました。

 

実際に水の量の大小を比べる問題の場合は、どちらかの単位に揃えて比べるだけで大丈夫です。今回は、どちらの単位で合わせても比べることが出来ることを表すために、それぞれの単位に換算してみました m(__)m

 

 

【※水の量(かさ)の計算※】 

【問題4】水の量(かさ)の単位の足し算・引き算の問題を解いてみましょう。

解き方は同じ単位同士でそれぞれ足し算・引き算をすることで答えを求めることが出来ます。

①1L+3L4dL=?

 → 1L+3L=4L

 → 4dLは合わせる(足す)量がないので、そのままとなり

 → 答えは1L+3L4dL=4L4dLとなります。

 

②8L6dL-2L2dL=?

 → まず6dL-2dL=4dL

 → 次に8L-2L=6Lとなり

 → 答えは8L6dL-2L2dL=6L4dLとなります。 

 

③2L7dL+4L3dL=?

 → まず7dL+3dL=10dL=1Lとなりました。

 → 次に2L+4Lに上の1Lを足します→2L+4L+1L=7L

 → よって答えは2L7dL+4L3dL=7Lとなります。

※③の問題に関しては、dL同士の量を足すと10dLになりました。

10dL=1Lですので、この場合は繰り上がりの足し算と同じ要領でL(リットル)同士の足し算の方に1Lも加えて足し算をすることが出来るようになったという訳です。

 

※dL(デシリットル)の単位は、1L=10dLだという事を忘れずに考えることが大切になります☆彡