【小学2年生・算数】(13-3)かけ算九九/5の段
※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。
今回は「かけ算九九/5の段」についてです。
小学校では、かけ算九九は最初に「5の段」から学習する学校が多いです。
なぜ5の段からなのか?ということなのですが、個人的な考えですが・・・「5ずつ数が増えていく(5とび)」のは数字の感覚として理解しやすいからなのかな?と思っています。
普段の生活の中でよく目にしている「5とびの数字」というと、壁掛けの時計ではないでしょうか?
壁掛け時計の文字盤は「5分ごと」に数字が描かれている物が多く、学校や家庭でもよく目にしているかと思います。
「5とびの数字」は計算もしやすいので、最初に習うかけ算九九として理解しやすいかもしれません (#^.^#)
5の段から始めて、2の段、3の段4の段、6の段・・・と9の段までいったら最後に1の段で終わりになります。
【かけ算九九/5の段】
箱に入ったドーナツの数が全部で何個になるか数えてみましょう。
1箱にドーナツが5つ入っています。
ドーナツ5個入りの箱が1つ分だと全部の数は「5」になります。
かけ算で表すと「5(個入りのドーナツ)×1(箱分)=5(個)」で5×1=5(5かける1は5)となります。
では5個入りの箱が2つあると、どうなるでしょうか?
5個入りのドーナツの箱が2つ分になるので「5(個入りのドーナツ)×2(箱分)=10(個)」で5×2=10(5かける2は10)になります。
同じように5個入りのドーナツの箱が3つ分、4つ分になると・・・?
「5(個入りのドーナツ)×3(箱分)=15(個)」で5×3=15(5かける3は15)
「5(個入りのドーナツ)×4(箱分)=20(個)」で5×4=20(5かける4は20)
・・・という感じになります。
5箱~9箱分までのかけ算の合計数は「●点」を使って表してみます。
縦の5つの「●」が5個入りドーナツ1箱分として表してあります。
かけ算の5の段は「5ずつ増えている」ので、計算もしやすく解りやすいです。
今までのかけ算では「5×1=5(5かける1は5)」「5×2=10(5かける2は10)」「5×3=15(5かける3は15)」・・・というように読んでいましたが、この答えの部分を
「5×1=5」 → 「五一が5(ごいち が ご)」
「5×2=10」 → 「五二 10(ごに じゅう)」
「5×3=15」 → 「五三 15(ごさん じゅうご)」
という風に読んで覚えていくと便利です。
かけ算での「五一が5(ごいち が ご)」「五二 10(ごに じゅう)」のような言い方を九九(くく)と言います。
5の段の九九は次のようになります。
一番右側に書かれている部分が九九(くく)の読み方になります。
学校では、算数の九九の学習時に声に出して順に言っていくことをするかと思います。
娘が2年生で九九を習った時には、国語の音読みたいに九九を声に出して言う宿題が出されていました。
家でも、最初は紙や教科書などを見ながらでも良いので1日に1回でも声に出して九九を読むことを続けるのも良いのではないかと思います (#^^#)
低学年では国語で音読の宿題が出る学校も多かったりしますが、国語に限らず「声を出して読む」というのは、私は意外といい学習方法なのではないかと思っています☆彡
もちろん声に出して読むと周りに迷惑をかけてしまうなど、出来ない場合もあるかもしれません。
そんな時は黙読でも良いと思いますが、家で勉強する時に声を出すことが大丈夫なようでしたら、国語の音読の宿題以外にもかけ算九九の暗記や小学1年生だと足し算やひき算の計算カードの宿題が出た時にも式と答えを声に出して言ってみるのも良いかなと思います。
ただ、何でもかんでも声に出して読まれるとなると、それはそれでちょいとうるさいと感じてしまう事もあったりするんですけど・・・ (^_^;)
音読を勧めておきながら、娘に「もう少し小さい声で読んで・・・」と思わず言ってしまう私。。。
あくまでも、声に出して読んだり言ったりが大丈夫な環境と状況・・・が前提になりますね (*^^*)