【小学2年生・算数】(9)百の位に繰り上がる足し算(ひっ算)
※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。
2年生のGW明け頃から2桁のひっ算の計算を学習しますが、その後6~7月の夏休み前まで「答えが百の位に繰り上がるたし算・百の位から繰り下がるひき算」の学習を行います。
5~6月頃に学習したひっ算では、答えが「2桁」になるたし算・ひき算を学び、一の位でのたし算が10より大きくなった場合は十の位に「1」繰り上げることを習いました。
今回は「十の位から更に百の位に繰り上がる」たし算を学習します。
【例題1】太郎さんは95円のノート1冊と、62円の消しゴム1個を買いました。 合わせて幾らになったでしょうか?
この例題を数式で表すと
ノート1冊95円+消しゴム1個62円=?
95+62=? となります。
この計算の仕方を考えてみましょう。
まず、計算しやすいようにひっ算で表してみます。
【例題】をたし算すると答えが100より大きくなりそうです。
このような場合は、どのように計算していけば良いのでしょうか?
分かりやすくブロック図で表してみたいと思います。
①ブロック図を参考にして「位(くらい)」を縦に揃えてひっ算の数式を書くと以下のようになります。
②まず初めに、一の位のたし算をします。一の位は「5+2=7」となります。
③次に、十の位のたし算をします。「9+6=15」となりました。
十の位が「10より大きく」なってしまいました。このような時はどうしたら良いでしょうか?
2桁のたし算の計算で一の位が10より大きくなった場合に十の位に「1」繰り上げた時と同じように、ここでは十の位から百の位に「1」繰り上げてあげます。
百の位に「1」繰り上げたことで「百の位が1」「十の位が5」「一の位が7」になり「95+62=157」と答えが導き出されました。
他にも、答えが百の位に繰り上がるたし算を計算してみたいと思います。
それぞれのひっ算の計算をしていきます。
【問3】の問題は、足す数が1ケタの数字の計算になります。
この問題も他のたし算と変わりはありません。注意しなければいけないない事は足す数が1ケタなので、ひっ算で書く時に「5」を必ず一の位に書くことです。
数字やブロック図以外にも、お金を使って百の位に繰り上がることを学習してみるのも良いかもしれません。
例えば「10円玉が5枚でいくら?」→「50円」
「10円玉が10枚でいくら?」→「100円」
「じゃあ10円玉が15枚だといくら?」→「150円」
という風にお金で説明してみると、意外と「10が10個で100」をスムーズに理解しやすいかもしれません (#^^#)