明日もきっと、はなまる日和

☆子育ての事を中心に日々の出来事を色々と書いています☆

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【日テレ・スッキリ】不妊治療特集について

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日本テレビの「スッキリ」という朝の情報番組で、不妊治療についての特集をしていたのを偶然、見ました。

【3DAYS 不妊治療と家族のかたち。】という内容で、7月9日(火)~今日の11日(木)まで特集されていました。

不妊治療について書いていますので、嫌な方はどうか、どうか、どうかご遠慮下さい m(__)m


私が見たのは、今日やっていた【その後の選択編】です。

ここから先は、私の素直な気持ちを書いています。
どうか、ご了承ください。。。






「その後の選択」という事で、不妊治療のその後……つまり、治療を中止することを選んだ二人の女性のお話です。

一人目はタレントの武内由紀子さん。大阪パフォーマンスドールのメンバーだった方です。
武内さんは、不妊治療の後に特別養子縁組によって男の子のお子さんを家族に迎えました。

もう一人は、夕方のニュース番組「NEWS every.」のキャスターとして活躍されている陣内貴美子さん。
元バドミントンの選手としてオリンピックにも出場された方です。
陣内さんも結婚後にしばらくタイミング療法をしていてもなかなか授からす、後に子宮内膜症が分かり手術をしたら卵管がねじれていた事が判明し、不妊治療の専門病院に移り体外受精・顕微授精までいきましたがそれでも授かれず、精神的に参ってしまった時に旦那さんから身体が心配だから…と言われ、話し合って陣内さんが45才の誕生日を迎えたら治療はもうやめにしようと決めたそうです。

45才になる直前の最後の治療で、状態の良い卵子を採卵でき受精までしたのですが、着床できなかったそうです。

それを最後に治療はやめて旦那さんと二人の人生を歩むことになったと話していました。

陣内さんの話で凄く印象的だったのが、治療を電車に例えて話していた時です。

目的地に行きたい時に電車に乗ると、行き先の駅で降りればその場所に行けます。
不妊治療をしている時に次の駅に赤ちゃんが待っていてくれてるのかな?と思って治療を頑張って駅に着いたけど、そこにはいなかった。
じゃあその次の駅にいるのかな?と思ってまた次の駅を目指す。でも次の駅にも赤ちゃんがいてくれなくて、更にその次の駅を目指す…。
そうやって続けていると、自分はどこで降りたら良いのか分からなくなってしまう。

この話を聞いた時に、凄く共感してしまいました。

何故なら……私も彼女と同じように治療をなかなか諦められずにいた一人だからです。

私の場合は、娘が一人います。
ですので陣内さんと全く同じ境遇ではありません。

だから偉そうなことは言えませんが、スッキリの番組を見ていたら、当時の事を思い出してしまいましたので、少し書きたいと思います。

私は娘を授かる前に卵巣の病気になり、手術で片方の卵巣を取りました。

病気が分かったのは結婚2年目です。

当時、お医者さんからは全摘しないとダメだと言われました。
「全摘」とは病気になった卵巣だけではなく、子宮と卵管、周りのリンパも全て取るという事です。

全摘するという事は、すなわち妊娠できないという事を意味します。

結婚2年目だったので、当然ですが私は拒否しました。

どうにかこうにか頼みこんで、病気になった卵巣1つだけを取り、他を残してもらう手術をしてもらう事になりました。

その代わり、必ず薬の治療(いわゆる抗がん剤です)をするという約束をさせられました。

後で聞いた話ですが、手術が始まってすぐに「これからお腹を切って中を見て、あまりに酷かったら全摘します。」という事を、先生から旦那に告げていたそうです。

病気の話は書くと長くなるので、ここではやめておきますが、手術の後に抗がん剤治療をして、その後に不妊治療をして娘を授かりました。

私は生きているだけで奇跡 、妊娠できただけで奇跡、子供がいる今が奇跡です。

そんな私は、1人いるだけでも幸せだと思わないといけないのに、それでも二人目がどうしても欲しかったんです。

でも私は自然妊娠は難しいので、また不妊治療に挑戦することになりました。

二人目の治療の時は、年齢もあるし病気の事もあったので、タイミング療法はやらずにいきなり人工授精から始まりました。
その人工授精も1回チャレンジして駄目だった時に、すぐに次の体外受精にステップアップしました。

体外受精・顕微受精の時にする「採卵」は本当に辛いです。

そして、二人目の治療を頑張り採卵をした結果、卵胞の中身は空(空胞)でした。

空胞とは排卵する卵子はあったけど、中身が空だったという事で、その先の受精する事ができず治療はその時点で終わりとなってしまいます。

これが3回続きました。

旦那からは、3回目続けて空胞で受精作業までもいかないことや私の体調、高額な治療費の事など色々考えたら、もう治療はやめようと言われました。

結局、二人目の不妊治療は体外受精3回目までで終了しました。
受精作業をしていないので、正確には採卵までしかいってなかったのですが……。


陣内貴美子さんもインタビューの中で話していたのですが、不妊治療は先が見えないので、やめ時が本当に難しいです。

「一人いるんだから、いいじゃない」
そう思う方もいるかもしれません。

不妊治療を頑張っても授かれない人だっているんだから、一人いるだけでも幸でしょ。

確かに、そうかもしれません。
私はワガママかもしれません。

病気をして本当なら全摘しないといけなかったのに、妊娠を望む事すら出来なかったかもしれないのを、1人授かれただけでも奇跡だよと旦那にも言われました。

1人いるだけでも私達夫婦にとっては奇跡で幸せな事なんです。
それは十二分に分かっています。

それでも、私は諦められませんでした。

我が家の場合、金銭的な事と年齢的な事が理由で
それ以上、治療を続けていく事は出来なかったので「治療をすること」は諦めましたが、私の中から二人目が欲しいという気持ちは無くなりません。

娘は、そんな現実的な事は当然、理解できる訳もなく周りのお友達たちに兄弟がいるので何の悪気もなく「どうして○○は一人っ子なの?」とか「兄弟がいればもっと楽しいのになー」と言ってきます。

悪気がないのは分かっていても、ストレートに言ってくる娘の言葉には正直、傷つきます。

今でも、外を歩いていて兄弟で歩いている家族を見ると羨ましくなります。

でも、どんなん頑張ってもどうにもならない事があって……。。。

気持ちが現実に追いついていけていないのが本当のところです。

陣内さんも言っていたのですが、治療はもうやらない(出来ない)けど、この先おばあちゃんになったとしても私の中で二人目が欲しいという気持ちは無くならないと思います。

不妊治療は本当に出口の見えない長い長い道のりです。

これは、いくら考えても納得できる答えがなかなか出ないな……と、今日の陣内貴美子さんの話を聞いて、改めて感じました。

本当はもっと色々と書きたいことがあるのに、頭の中で話がまとまりませんでした。。。

何だか変な文章になってしまったと思います。
長々と書いてしまいました。

また、落ち着いて書けたら良いなと思っています m(._.)m