子供も読みやすい法律本「こども六法」
最近、娘が読んでみたいと言っていた「こども六法」という本を買いました。
こども六法とは?
「こども六法」は大人でも理解するのが難しい法律に関して、イラスト付きで子供でも理解しやすいような言葉で書かれている法律について書かれた本になります。
「こども六法」では子供に関係があったり、子供自身も知っておいた方が良さそうな法律について解説してくれています。
「法律」というと難しい言葉が多くてサッパリ解らん!!・・・と敬遠しがちな分野ですが、六法全書の内容を小学校高学年以上の人が読んで理解できるように、説明文なども普段使っている言葉を用いて書かれています。
また、イラスト付きになっているので文字だけビッシリの本よりも読みやすい気がします。
娘は前々からこの本を欲しがっていました。
法律に興味があるとかそんなたいそうな理由ではなくて、小学校の図書室でたまたま見つけて何となく借りて読んでみたら、意外と面白かったというのがきっかけだったみたいです。
買い物ついでに本屋さんに寄った時にも「こども六法ほしいなぁ」みたいにちょこちょこ言ってはいました。
きっかけはどうであれ、娘が借りて読むのではなくて自分で持ってて好きな時に読みたいとしばらく言い続けていたので買ってみることにしました。
子供向けの法律本
「こども六法」の著者は山崎聡一郎さんという方です。
何とこの方、劇団四季のミュージカル俳優さんという肩書を持っていらした方のようです。
他にも声楽家・教育研究者・実業家など多彩な経歴をお持ちの方です。
何の取り柄もない私からしてみたら、素晴らしい才能とバイタリティをお持ちの方でうらやましい限りです ( *´艸`)
そもそも【六法】とは「日本国憲法」「刑法」「民法」「商法」「刑事訴訟法」「民事訴訟法」という6つの法律からなっています。
【こども六法】では上記の「日本国憲法」「刑法」「民法」「刑事訴訟法」「民事訴訟法」と子供にあまり関係のない「商法」の代わりに「少年法」と「いじめ防止対策推進法」を追加した7つの項目に分けて説明されています。
「こども六法」の中身
中身は各法律がどのようなルールか説明されていています。
小学校の高学年から理解できる文章で・・・と書いてある通り、とても分かりやすい説明です。
「日本国憲法」について。憲法とは何ぞや???ということが書かれています。
「憲法」と「法律」の違いが説明されています。
「憲法」は「法律の生みの親」なので、憲法に反する法律を作ることはできません。
こちらは「刑法」についての説明です。
そしてその中の条文がイラスト付きで説明されています。
文章も短めで端的に書かれています。
※「少年法」と「いじめ防止対策推進法」は六法の中には含まれていませんが、子供向けの法律本ということで「こども六法」に掲載されています。
「少年法」とは?の説明です。
少年法の具体的な条文です。
「子どもだからといって謝るだけでは許されない」
当たり前の事なのですが、このことを教えるのはとても大切です (*'ω'*)
「いじめ防止対策推進法」についてです。
これは「大人にはいじめを受けている子供を必ず救い出し、いじめを防止する責任がある」という事が書かれています。
・・・・・とても大事なことです。
このページには「法律ではどこからがいじめ?」という文章が載っています。
加害者が「いじめではなく悪ふざけです」と言ったり、先生などが「いじめではなく悪ふざけではないか?」と思っても、法律では「被害者が嫌だと思ったらいじめ」と書かれています。
すごく、すごく、大事なことですね。。。
どの条文も子供でも理解しやすい比較的短めで端的な言葉で書かれているので、法律の本というよりも普通の本を読んでいるのと同じように読み進めていくことができるので、娘が興味を持ったのも何となく理解できました。
確かに大人の私が読んでも面白いです ( *´艸`)