【小学1年生・算数】(21)長さ比べ・かさ比べ・広さ比べ
※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。
繰り上がり・繰り下がり計算のあとに【長さ比べ・かさ比べ・広さ比べ】について学習します。
長さ比べ/2つの物の長さを比べる
2つの物や面において、どちらが長いか比べます。
《長さを比べる・問題1》
2本の長さの違う色鉛筆があります。
どちらが長いでしょうか?
このままでは、どちらが長いかちょっと分かりにくいです。
2本の長さを比べる時は、端を揃えて並べてみると比べやすくなります。
↑このように端を揃えて見ることで、青い方が少し長いのが分かります。
《長さを比べる・問題2》
ピンクと黄色の紐が2本あります。
どちらの紐が長いでしょうか?
一方の紐が曲がっているので、長さを比べるのが難しいです。
こちらも、色鉛筆の時と同じように端を揃えて真っ直ぐに並べてみます。
そうすると、ピンクの紐の方が長いことが分かりました。
《長さを比べる・問題3》
このような用紙があります。
縦と横の長さを比べる時は、どうすれば良いでしょうか?
今までのように端と端を揃えて並べて比べる…という事は出来ません。
そこで、ハガキや折り紙の場合は縦か横に合わせて折って重ねる事で長さを比べることが出来ます。
折って縦と横を合わせて見ると、縦の方が少し長いことが分かります。
《長さを比べる・問題4》
写真立てやプラスチックのカードケースのような折って縦と横の長さを比べることが出来ない物は、どうすれば良いでしょうか?
《方法①》
紙の上に長さを調べたい物を置き、定規を使って書き始めを合わせてそれぞれの線を並べて書くと、長さを比べることが出来ます。
《方法②》
また別の方法として、マスキングテープなどを使って最初に縦か横のどちらか一方に合わせてテープを伸ばし、ちょうどのところに印をつけます。
次にそのテープをもう片方の側に合わせて貼り、長さを比べる方法です。
どちらも、ちょっと面倒なのですが…(^_^;)
小学生になると筆箱に定規を入れて持って行くようになりますので、方法①の定規を使って線を平行に並べて書いて比べる…という方が、やりやすいのかなと思います (^_^;)
長さを表す「cm」「mm」の単位については2年生になってから学習します。
その時には写真立てやカードケースなどの折れない物の長さを比べる時には定規を使って長さを計れるので、「どちらが何cm長い」という感じで、もう少し正確な長さを出すことが出来るようになるかもしれないですね☆
1年生の算数ではそこまではせずに、どちらが長いか比べてみる学習までになります (*^^*)
かさ比べ/どちらの量が多いかを比べる
「かさ比べ」は、基本的にそれほどバリエーションはないかなと思います。
★2つ又は複数の容器のうちのどれが一番たくさん液体(水など)が入っているか?
★複数の容器を比べて、どれが一番大きな入れ物か?
↑だいたい、このような問題になります。
《かさを比べる・問題1》
2つの水筒があります。
どちらの方が水が多く入るでしょうか?
どちらが多く入っているかを調べるには、同じ大きさのコップに水筒の中の水を注いでいきます。
それぞれ幾つ分のコップに水が入ったかを見る事で、どちらの水筒に水がたくさん入るかがわかります。
《かさを比べる・問題2》
どちら容器に水が多く入っているでしょうか?
↑このイラストを見ると、容器の高さは同じですが、横幅の大きさが違うので、右側の容器の方が大きいのが分かるかと思います。
イラストを見ると、2つとも水は同じ高さまで入っていますが、右側の方が容器が大きいので水が多く入っているのは「右側の容器」となります。
広さ比べ/どちらが広いかを比べる
《広さを比べる・問題1》
赤いマスと青いマス、どちらが多く塗られているでしょうか?
これは↑の色が塗られているマス目を、それぞれ数えるとどちらの色が多く塗られているかが分かります。
上記の場合は、赤いマスが13個、青いマスが12個なので「赤いマスの方が多い」という答えになります。
広さ比べでは他にも、2枚の敷物のどちりが大きいかを比べたい時には、端や角を揃えて重ねてみることで、どちらが大きいか分かります。
長さ・かさ(体積)・広さを比べる方法は様々です。
算数の教科書にも色々な比べる方法が載っていますので、実際に物を使ったりイラストを見て比べることでより理解しやすくなるかと思います (*^^*)