【小学1年生・算数】(21) さくらんぼ計算
※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。
繰り上がり・繰り下がりの計算の学習時に「10のかたまり」を作る過程があります。
この過程で解く計算を【さくらんぼ計算】という不思議な言い方をします。
どうして「さくらんぼ計算」というのでしょうか?
【例題1】8+5=? は幾つでしょうか?
繰り上がりの足し算になります。
この問題を解く時に、計算しやすくなるようにまず初めに「10のかたまりを作る」ことをします。
ちにみに「なぜ、10のかたまりを作るのか?」ですが、10はキリが良い数字で「10+○」や「10-△」の方が計算がしやすいからなのです。
8+5=?の場合は、まず初めに「8があと幾つで10になるか」考えます。
あと2で10になるので、+5の方を「2と3」に分けます。教科書では下記のように書かれています。
8 + 5=?
/ \
② ③
また、実際に自分のノートに書く時もこのように書きます。
(※「8」の方を「5と3」に分けてもOKなのですが、私は繰り上がりの足し算の時は娘に小さい数の方を分解しよう!と教えているので、例題も小さい数の方を分解させていただいてます m(._.)m)
この「5を2と3に分けた」状態の書き方が、見た目が″さくらんぼ″に似ているから「さくらんぼ計算」と言われているらしいのです (^_^;)
【例題2】15-7=? は幾つでしょうか?
繰り下がりの引き算になります。
解き方は「繰り下がりの引き算の解き方」を参考にしていただければと思います。
15 - 7 = ?
/ \
⑤ ⑩
上記は「減加法」で解いた時の書き方になります。
余談ですが…「減減法」で解いた時は↓のような書き方になります。
15 - 7 = ?
/ \
⑤ ②
引かれる数(例題で言うと15)の1の位(5)に合わせて小さい数を分解しています。
※繰り下がりの引き算は、今は引かれる数の方を10と幾つに分解する「減加法」で解くのが基本となっています m(._.)m
実はこのさくらんぼ計算、わざわざ数字を分解したり、引いたり足したりの手間を加えるので、逆にややこしくなったり、混乱して余計に分からなくなってしまう…なんて事もあるようでして… (@_@)
さくらんぼ計算についてはネット上でも、必要があるのか無いのか賛否あるみたいなのです。。。
娘の場合は繰り上がり・繰り下がりの計算が苦手だったので、問題を解く時の方法の1つとしてさくらんぼ計算をする事で娘が理解してくれるなら、まぁ良いかな…と私は思ってはいますが。。。
どの教科にしても、どんな指導法が正しいのかというのは、難しい問題ですね (^_^;)
さくらんぼ計算は算数の宿題プリントでも出たりしますので、お子さんがちょっと苦手そうかな~と思ったら、市販のドリルや無料でダウンロードできるサイトなどでも色々な問題が出ていますので、解き慣れるために使ってみても良いかもしれませんね (*^^*)