学習塾の体験授業に参加した話(その2)
娘が4年生が終わるギリギリの3月になって突然、塾に通いたいと言い出したので、春休みに体験授業を含めて塾を探し始めた話の【続き】です。
バタバタした塾探しの春休み
娘が塾に通いたいと言い出してから塾に行きたいだけなのか苦手な勉強が解るようになりたいのかというのを何度も確認して、4年生が終わった春休みに入ってバタバタの中で通えそうな塾を探し始めました。
我が家では娘に合っているかという点と以下のことも考慮して塾探しをしました。
①授業形態
②場所
③授業時間と料金
私は小学生向けの塾選びができるサイトなどを利用して娘や親の私達の希望に近い塾をいくつか選び、資料請求をしてからその中から4つの塾で体験授業をさせてもらうことが出来ました。
塾の体験授業を受けてみる
いずれの塾も、本来の授業時間より少し短めの時間での授業体験でした。
最初に親子一緒に塾の方と話をして、子供が授業を体験している間に親の私だけが更に詳しい話を聞いたり、授業が終わる少し前に迎えに行って、どういう感じだったか話を聞くという感じでした。
私はどの塾でも塾の方からそれぞれの塾の特徴だったり学習方針だったり、授業形態や時間、料金などの説明を受けました。
それぞれの塾の方から説明を受ける中で共通していること(内容)がありました。
それは、塾では基本的に先取り学習をしていくということです。
塾では先取り学習が基本?
体験授業をさせてもらったどの塾でも「学習の進め方としては基本的に先取り学習が基本となります」と言われました。
学校で学習する内容を塾で前倒しで学ぶことで、学校での授業が「復習」という形になります。
学校で初見で勉強するより理解度が増したり、『塾で習った内容から解る!』と勉強することに対して自信を持ったり、学校での授業に遅れてしまうかもという不安やその教科に対する苦手意識も減る可能性もあるということでした。
ふむ・・・・確かに。
それはそうかもしれません。。。
算数などはちょっとつまずいたり苦手意識を持ってしまうと、そこから嫌いになったり苦手になってしまうことが多い教科の1つだと思います。
あまりに先取りし過ぎるのどうかと思いますけど、ある程度の先取り学習をすることで「塾(家)でやったから解ける!」と思えるだけでも自信にも繋がる子供もいるかもしれないし、テストで結果が出るようになれば「もっと頑張ってみようかな」とプラス思考に考えてその先も頑張っていける可能性もあるかもしれません。
先取り学習は話を聞く限り、やり方によってはとても効果も意味もある学習方法だと私も思います。
我が家の塾に通わせる一番の目的
そんな先取り学習が基本の今時の塾事情なのですが、私達が娘を塾に通わせようと思った大きな理由として「苦手な算数を少しでも克服するため」というのが第一にありました。
教えるのが上手かどうかは別として・・・小学生の算数は私がまだギリギリ教えることが出来る範囲だと思っています。
でも親が子供に勉強を教えると、どうしても感情的になってしまいます。
「何度も教えてるでしょ?!」
「どうしてまた同じ間違いしてるの?!」
などと、ついついイライラして余計なことを言ってしまいます。
怒られることで子供もイライラしているだろうし、そういうのが続くとお互いにストレスが溜まって勉強すること自体が嫌になってしまうかもしれない。
だったら第三者に教えてもらえる塾に行った方が親(私)にとっても子供(娘)にとっても良いのではないかというのが、今回塾に通わせてみようと決めた大きな理由でした。
どの塾の体験授業でも塾の方との話しの中で「とにかく苦手な算数をどうにかしたいと思っているんです」という事は伝えました。
それを伝えたうえで各塾の学習方針は「基本、先取り学習です」という事だったのでした。
もちろん、どの塾も先取り学習しかしないという事ではありませんでした。
ちゃんと苦手な部分に対するフォローの仕方も話していただきました。
例えばある塾では、通常授業では先取り学習をして学校が長期休みの時に行われる夏期講習や冬期講習などの時にそれまでの復習や苦手な単元を集中的にやり直すことも出来ます・・・という話をしてもらいました。
別の塾では、通常授業の中で本人が苦手としている単元の問題を宿題として出して、それを次回の授業の時に採点して間違えた個所を教えてもらう。そういう方法で不得意な単元をフォローしていくとういうやり方が出来ます・・・という事でした。
先取り学習の合間、合間でそれまでの復習や苦手な単元のフォローしていくということなのかな?という感じでした。
先ほども書きましたが、内容によっては先取り学習はいい事だと思っています。
塾に通わせる以上は学校でのテストの点数が上がったり、成績が良くなるな、志望校に合格するなど結果が出ないと親としても通わせる意味はないですし。。。
それは重々、分かっています。
娘も先取りで算数を勉強していけるくらいになるならば、そんな有り難いことはありません。
でも娘の場合、まずは何よりも先に今までやってきた算数の苦手な部分を理解できるようになってほしいんです。
私は算数の勉強というのは小学1年生の時からの内容が全部繋がっていってると思っています。
数字の数え方や10のかたまりという算数の基礎から習っていって、簡単な計算問題も1桁同士の計算から桁数の多い計算になったり、図形や色々な単位について・・・どれも算数の基礎を学んでいき、その基礎を基として段々と複雑で難しい問題に移行していきます。
複雑な計算問題もひっ算問題も、途中途中は簡単な計算の繰り返しだったりします。
小学1年生からの算数の中で「解らない」をそのままにしておくと、学年が上がり更に難しい問題になっていった時に授業についていけなくなってしまう可能性も出てくるのはでないかと思っています。
残念ながら娘は、1~4年生までで学習してきた算数の中で苦手な単元が色々とあります。
家での勉強で私が教科書を元に教え直したり色々なプリントをやったりしてきましたが、はっきり言って効果は出ているとは言えません (-_-;)
なので、学年が上がっていくにつれて算数に対する苦手意識は大きくなっていってると思います・・・。
そんな風に算数に苦手意識をもってしまっているからこそ、塾に通うことになるのだったらまずは先取り学習よりも過去に習ってきた算数の「解らない」を1つでも解消してもらいたいんです。
私も旦那も塾に行かせる一番の理由はそこでした。
体験授業をさせてもらった塾はどこも教え方が丁寧で、娘もどの塾の体験後も「分かりやすかった」「この塾に行きたい」と言っていました。
でも私が塾の方と話している中で、私達が望んでいるような指導はしてくれないかもしれない・・・と感じてしまった塾も実際にありました。
それはそれで仕方ないと思います。
塾としてはテストの点数アップとか希望校合格という”結果”を出さないといけない訳ですし、中学受験を目指して通っているお子さんもいるので結果を出すためには先手、先手でいくのは当たり前の事だと理解しています。
それでも、私の中では娘の場合はまずは算数の復習と苦手な単元の克服を優先的にやってほしかったんです。
塾を決めたポイント
そんな考えで幾つかの塾で体験授業を受けさせてもらった訳ですが、その中で『ここは娘に合うんかもしれない』と思えた塾が1つありました。
もちろん、その塾も先取り学習をしています。
そこは他の塾と同じです。
でも体験授業を受けた他の塾と違うと思えたのは、今まで学習してきた算数の復習も通常授業の中でちゃんとしてくれるという点でした。
1年で習う簡単な計算問題から始まり2年生~4年生までの算数の復習をしつつ、理解できない部分があれば何度もしっかりフォローして理解できるようにする。
それと同時進行で先取り学習も進めていく・・・という進め方でした。
その塾に行くことを決めた大きな理由は、今までの算数の苦手な個所を理解できるまでちゃんとフォローしてくれるという点でした。
しかも1回だけ復習したら終わりという感じではなく、低学年からの算数の基本的な内容を定期的に復習をしてくれるというのが私達的に娘にはとても合う指導内容だと感じました。
やはり、この点が一番の決め手だったと思います。
ちなみに、その塾の授業形態は私や娘も希望していた先生1人に生徒が2名という個別指導型です。
他に塾選びのポイントとして挙げていた場所や毎月の月謝&諸経費についても、考えていた条件に限りなく合う塾でした (#^^#)
体験授業を受けた娘も「分かりやすかったから通いたい」と言ってくれたので、最終的にその塾に通うことを決めました。
もちろん親がどんなに良い塾だと思っていても実際に通って勉強するのは娘で、その娘が嫌だと言えば通わせたところで続かないと思うので、娘の気持ちを考慮してその塾に通うことを決めました。
塾選びは焦らず・・・
最終的に通うことを決めた塾の体験授業を受けたのは、新しい学年の5年生が始まっていた4月でした。
・・・というのも、最初に学習塾の検索サイトで見つけた所の中で「ここでも良いかも・・・」という感じで決めかけていた塾があったのですが、娘は通ってみたいと言っていたのですが塾の方の話を聞いた私もその内容を伝えた旦那も何となくピンとこない感じを抱いていました。
でも、娘が塾に通って勉強がしたいという思いは本気みたいだったので、最終的には通わせてあげたいと思ってどこがいいかと家族で色々と考えていたのですが「ここだ!」という風に思えた塾がありませんでした。
そんな感じでどうしようか決めかねていた時に偶然、その塾の存在を知って体験授業を申し込みました。
そもそも娘が塾に通いたいと言い出したのも4年生が終わる間際だったし、焦って決めて「やっぱりちょっと合わないかも・・・」となるより、開始時期にこだわり過ぎないで気になる塾があったら体験授業に参加して色々と比較してじっくり決めるのが後々、娘のためになるなという風に気持ちを切り替えました。
結果として、授業開始は5年生が始まって少ししてからになってしまいましたが、今となっては新学年に合わせて通えるようにと焦って決めてしまわなくて良かったと思っています。
まだ通い始めて数回なのでどうこう言える状況ではないのですが、今のところ娘もやる気になっていて時間があっという間に過ぎてると言っているので、1学期の成績にすぐに反映されるかどうかは分かりませんがとりあえず、どうなるか期待を持ってみたいと思っています☆彡
もし今後、お子さんを塾に通わせようかな・・・と考えている親御さんがいらっしゃったら、親としてはその都度ついて行かないといけないのでちょっと面倒ですが可能な限り体験授業を受けてみるのをオススメします。
体験授業で塾に行ってみるとサイトを見ただけでは分からない塾の実際の雰囲気なども感じることが出来ます。
大手だから間違いないという思い込みだけで決めてしまうのも危険かなと思います。
親御さんが考えている学習方針とお子さんに合うかどうかなどを色々な塾と比較してじっくり決めのが良いかと思います (#^^#)