明日もきっと、はなまる日和

☆子育ての事を中心に日々の出来事を色々と書いています☆

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【※ネタバレあり】テレビアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第11話(最終話)

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2021年12月5日(日)から始まった「鬼滅の刃 遊郭編」は、テレビ版「無限列車編」の続きとなる話です。

※この先、「遊郭編」 第11話(最終話)についての感想を含めたネタバレがありますので、ご注意ください m(__)m

遂に、遂にきてしまいした。
「テレビアニメ 鬼滅の刃 遊郭編」の最終話です・・・ (´;ω;`)
最終話(第11話)は45分の拡大版でした。

遊郭編の大ざっぱなダイジェストから始まり、前回最後の炭治郎が血鎌で顎を刺されながらも遂に妓夫太郎の頸を切り落としたところまでの振り返り。

CMのあとに続きが始まるのかと思いきや、10、9、8、7、6・・・・と謎のカウントダウンみたいな映像。。。

そして「テレビアニメ鬼滅の刃 遊郭編 最終回の本編はストーリーの展開上、約32分のロングバージョンでお届けします。本日は放送枠を拡大し、全編通しでご覧頂きます。」というテロップ。
「全編通し」という事は、本編放送中はノーCMという事ですね (゚Д゚;)

しかも、それだけではありません!
「番組の最後にお知らせがあります。最後まで、皆様にお楽しみ頂ければ幸いです」というテロップまで!
一体どんなお知らせなのでしょう~ ( *´艸`)ウフフ

そして、本編の後半では新たな上弦の鬼がチラっとだけですが出てきます。
この上弦の鬼もちょっと注目ですね。

▲▲▲※この先、ネタバレがあります※▲▲▲

【第十一話(最終話):何度生まれ変わっても

最後の力を振り絞り、遂に上弦の陸の妓夫太郎と堕姫の頸をほぼ同時に斬ることに成功した炭治郎たち。

妓夫太郎と堕姫の頸は斬られたあと瓦礫の山を転々として、同じところに転がり落ちて向き合った状態で止まります。

ついに上弦の鬼を倒したと喜んだのも束の間、頸を斬られたはずの妓夫太郎の体から血鬼術が発動されるのに気付いた音柱の宇髄天元
炭治郎に逃げるように叫びますが、妓夫太郎の血鎌で顎を刺されて毒が体中に回ってしまい意識が朦朧としている炭治郎には天元様の叫ぶ声が聞き取れません。

「逃げろーーーーーっ!!」と天元様が叫びましたが、妓夫太郎の最後の血鬼術でもの凄い爆発が起き遊郭の街が破壊されてしまいます。

その爆発の拍子で禰豆子が入った木箱も飛ばされてしまいますが、目を覚ました禰豆子が自分の血鬼術(爆血)で妓夫太郎の血鎌を消し去ります。
最後はちゃんときめてくれた禰豆子ちゃんです。

<禰豆子が血鎌を消し去った後・・・>
倒れている炭治郎の体をトントンして起こそうとする禰豆子。
炭治郎が目を覚ますと、そこには心配そうに見つめている禰豆子の姿がありました。
「・・・・・・禰豆子」
辺りを見ると、遊郭の街は瓦礫の山となり見るも無残な景色となってしまいました。
「ひどい・・・・・メチャクチャだ。」

禰豆子が炭治郎にすり寄ってきます。
「禰豆子が助けてくれたのか?ありがとう・・・・・そうだ!他のみんなは・・・」
そう言って立ち上がろうとしますが、足がガクガクして力が入らず立ち上がることが出来ません。
そもそも妓夫太郎の血鎌が顎に刺さって毒が体に回っているはずなのに、どうして今自分が動けているのか不思議がる炭治郎。
『何で俺は生きてる・・・?毒をくらったのに・・・』

「たんじろぅ~~~~~~~~!」
遠くの方から善逸の声がします。
「善逸の声だ!」
「炭治郎~~~~~~!助けてぇぇぇぇぇぇ~~~!」
情けない善逸の声・・・これは、もしかして・・・・???
うまく立ち上がれない炭治郎を禰豆子がヒョイと背負って善逸の声のする方へと走って行ってくれます。

「炭治郎ぉ~~~~!起きたら体中痛いよぉぉぉぉぉぉ~~~!!」
泣きべそ顔で鼻水を出してる善逸。
完全にいつものヘタレ善逸くんに戻っている感じです (^_^;)
「俺の両足、これ折れてんの?!何なの?誰にやられたの、これぇ~~!痛いよぉぉぉ!怖くて見れないぃぃ~!!」
もしかして鼻ちょうちん出してた寝ぼけてたけどとっても強い善逸の時の記憶はないのかな・・・?

「無事か?良かった!」
「無事じゃねぇよ!俺も可哀想だけどぉ、伊之助がヤバいよぉぉ~~!心臓の音がどんどん弱くなってるよおぉぉぉぉ~~~!」
善逸の指さす方を見ると、崩れた屋根の上で伊之助が倒れています。
名前を叫んでも伊之助は反応しません。
「伊之助しっかりしろ!伊之助!!」
胸に手を当てた炭治郎は伊之助の心音が弱くなっていくのを感じます。
『毒を何とかしないと!・・・そうだ、陽の光はどうだ?!』
空を見上げますが、空はまだ暗く月が光っているので夜明けはまだ少し先のようです。

『どうする、どうする?!しのぶさん(蟲柱の胡蝶しのぶ)にカラスを・・・!いや、遅すぎる!今なんとかしなければ伊之助は死ぬ・・・!何で俺は助かったんだ!何で俺だけ・・・!』
その時、側にいた禰豆子が伊之助の体に触れます。
すると一瞬で伊之助の体が炎に包まれました。
毒に侵されている伊之助の体が、禰豆子の血鬼術の炎(爆血)に包まれて少しずつ回復していきます。
『・・・・毒でただれた皮膚が・・・・・治っていく!』

「腹減ったぁ!なんか食わせろ!」
炎が消えると、いつもの元気な伊之助の復活です (^_^;)
「伊之助ぇーーー!あぁぁぁぁぁ~~~!良かったぁーーーー!良かったぁーーーー!」
泣きながら抱きついてくる炭治郎を気持ち悪がる伊之助です。

<一方、音柱の天元様・・・>
「いやあぁぁぁぁぁ~~~~~~!死なないでぇ~~~!死なないで下さい、天元様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
泣き叫ぶ須磨さん。
目を閉じたまま瓦礫に寄りかかっている天元様は左手と左目を斬られ、毒で皮膚も所々が青ざめて痛々しい姿です ( ノД`)
側には3人の奥さん達(雛鶴さん・須磨さん・まきをさん)が心配そうに寄り添っています。

「せっかく生き残ったのにぃ!せっかく勝ったのにぃ!嫌だぁ、嫌だぁ~~~!鬼の毒なんてどうしたら良いんですかぁ?解毒薬が効かないよぉぉぉ!!」
泣きわめく須磨さん。
雛鶴さんとまきをさんもどうしたら良いか分からず、うな垂れています。
「酷いです、神様!・・・・酷い!うわあぁぁぁぁん ( ノД`)」

目を閉じたまま最後の力で奥さん達に何かを伝えようとする天元様。
「最後に・・・・言い残すことがある・・・。俺は・・・・今までの人生・・・・」
天元様死なせたら、アタシもう神様に手を合わせませんっ (>_<) 」
しかし須磨さん、天元様の言葉に被せるように泣きわめいて天元様の声を遮ってしまいます (^_^;)

「絶対に許さないんですからあぁぁぁぁぁ~~~~ (>_<) !!」
そんな須磨さんにイライラしてくる、まきをさん。。。
「ちょーーっと黙んなさいよ!天元様が喋ってるでしょうがぁ!口に石詰めてやる、この馬鹿女ぁ!」
「どっちも静かにしてよ!」わめく2人を諫める雛鶴さん。
「うわぁぁぁぁ~!まきをさんがイジめるぅ~~~ (>_<)」

苦しみながらも最後の言葉を奥さんたちに伝えようとしている最中に、自分そっちのけでケンカしている3人の様子にひいてる天元様。
『ウソだろ・・・・・何も言い残せずに死ぬのか、俺・・・・。毒で舌も回らなくなってきたんだが・・・。どうしてくれんだ・・・言い残せる余裕あったのに・・・マジかよ (-_-;)』
シリアスなシーンのはずなんですけど、この一連のやり取り、みんなの顔がギャグです。
笑っちゃいけないけど、特に天元様の顔が・・・ (* ´艸`)

すると、そこにチビ禰豆子ちゃんがいかりや長介さんみたいに「よっ」と片手を上げて登場 (#^^#)
※「いかりや長介さん」はドリフターズという昔の?コント集団です。志村けんさんや加藤茶さんも同じグループにいました。

そして伊之助の時と同じようにチビ禰豆子ちゃんが天元様の腕に触れると、天元様の体が一瞬で炎に包まれます。
それを見た3人の奥さん達はもちろんビックリ (゚Д゚;) (゚Д゚;) (゚Д゚;)
「わあぁぁぁぁぁぁーーーーっ!何するんですかぁ!誰ですか、アナタ!・・・い、いくら何でも早いです、火葬がぁ!」
いくら何でも、こんな所で火葬しないから・・・。

しかし禰豆子の血鬼術(爆血)の炎に包まれている天元様の皮膚も、伊之助と同じように少しずつ回復していきます。
禰豆子の血鬼術は毒を分解する事もできるんですね (#^^#)
そんな事とは知らない須磨さん達は大慌て。
ポカン顔のチビ禰豆子ちゃん。
「まだ死んでないのに、もう焼くなんてぇ! (゚Д゚;) お尻を叩きますっ!お姉さんは怒りましたぁ!」

すると天元様が「ちょっと待て・・・・。こりゃ一体どういう事だ・・・・・毒が消えた!」
体内から毒が消えて普通に話せるようになった天元様に抱きついて泣きじゃくる3人。
天元様ぁぁぁぁぁ~~~!!」
「良かったぁ・・・・本当に・・・」
「お前ら・・・・心配かけたな」
よく分からないけど禰豆子の血鬼術が毒を燃やして飛ばしたんだと思うと言う炭治郎。
どや!って顔のチビ禰豆子ちゃん (#^^#)

「傷は治らないので、もう動かないで下さい。ご無事で良かったです」
禰豆子の血鬼術で血鎌の毒は体から抜けたけど、斬られたり折られたりした傷までは治らなとう事ですね・・・。
そうなると、天元様が斬られてしまった左手と左目はそのまま・・・ (´;ω;`)

須磨さんが鼻水を出して泣きながら「ありがとぉう~」を連呼しています。
「こんな事あり得るのかよ、混乱するぜ・・・・・。あ、いやいや。お前も動くなよ、死ぬぞ。」
どんな状況でも、ちゃんと鬼殺隊の子達を心配してくれる優しい柱です。
「・・・・俺は鬼の頸を探します。確認するまでは、まだ安心できない」
そう言うと、炭治郎は再びチビ禰豆子ちゃんに背負ってもらって瓦礫の中を妓夫太郎と堕姫の頸を探し始めます。
そんな体でどこまで動く気なんだい、炭治郎くんは。。。

禰豆子に背負われながら鬼の血の匂いのする方に行くと、そこには血だまりがありました。
周りに鬼の頸は見当たりません。
以前、珠代さんに鬼舞辻無惨により近い鬼の血を採取してほしいと頼まれていた炭治郎は、血だまりに小石を投げ反応がなく攻撃をしてこない事を確認してから、血液を採取します。
『上弦の鬼の血を採れた!』

すると、そこに珠代さんが飼っている猫の茶々丸が現れます。
「珠代さんの所へ・・・・・・頼んだぞ」
炭治郎から鬼の血を受け取った猫の茶々丸は、瓦礫の上を飛び越えてそのままスッと消えていきました。
茶々丸の首元には印が描かれたお札のような紙?が付いているので、鬼に気づかれずに移動できるのかな・・・?

禰豆子におぶさりながら、再び瓦礫の中を探し回る炭治郎。
「・・・・人がいないな・・・。まきをさん達がみんなを逃がしてくれたんだな。良かった」
鼻をクンクンさせた炭治郎は鬼の匂いを強く感じる方へ行くよう禰豆子に頼みます。
『鬼の匂いが強くなってきた・・・・・』
匂いの強い方へ向かって行くと、何やら怒鳴る声が聞こえてきました。

「あんな雑魚(ザコ)2人なんかに、頸斬られてんじゃねぇよ!」
「ちゃんと見てたんじゃない!何で助けてくれなかったの?!」
声のした方へ行くと、そこには頸だけになった妓夫太郎と堕姫が向かい合った状態で口喧嘩をしていました。
「俺は柱を相手にしてたんだぞ!」
「だから何よ!何でトドメを刺しとかなかったのよ!頭カチ割っておけば良かったのに!」
「行こうとしてた!」
「はぁ?!」
「耳に飾りをつけたガキが生きてたから、先に始末しようと思ったんだ!そもそも、お前は何もしてなかったんだから、柱にトドメくらい刺しておけよ!」
「じゃあ、そうゆう風に操作すれば良かったじゃない、アタシを!それなのに何もしなかった!油断した!」
「うるせんだよっ!!」

頸だけの妓夫太郎と堕姫の口喧嘩を見ている炭治郎と、ほとんどずっと目が黒テンの顔のままのチビ禰豆子ちゃん。
『・・・・まだ生きてる。しかも言い争ってるぞ。だけど少しずつ、肉体が崩れていってるな・・・・』
「仮にも上弦だって名乗るんならなぁ、手負いの下っ端2匹くらい1人で倒せ、バカ!!」
口喧嘩をしている妓夫太郎と堕姫の頸元から黒いススみたいのが出てきて、だんだん崩れていってます。
「バカはそっちでしょ!!」
「なんだと?!」

「アンタみたいに醜い奴、アタシの兄妹なわけないわ・・・!アンタなんかとは、きっと血も繋がってないわよ!だって、全然似てないもの!・・・この役立たず!強いことしか良いところがないのに!何もないのにっ!負けたらもう何の価値もないわ!!出来損ないの醜い奴よぉ!!」
涙を浮かべながら勢いで酷いことを叫んでしまう堕姫。
妹にこんな風に言われてしまうと、お兄ちゃんも辛いですよね。。。

妓夫太郎も、思わず感情的に怒鳴ってしまいます。
「・・・・・ふざけんじゃねぇぞっ!!お前1人だったら、とっくに死んでる!どれだけ俺に助けられた?・・・出来損ないはお前だろうがっ!弱くて何の取り柄もない。お前みたいな奴を庇ってきたことが心底、悔やまれるぜ!」
妓夫太郎の言葉に涙を流す堕姫。

お互いに罵り合ってる最中も、顔の方まで少しずつ崩れていきます。
「お前さえいなけりゃ、俺の人生はもっと違ってた!お前さえいなけりゃなぁ!!・・・・何で俺がお前の尻ぬぐいばっかしなけりゃならねぇんだ!」
「お前さえいなければ・・・」という妓夫太郎の言葉を聞いた炭治郎は、禰豆子の元から走り出します。

「お前なんか生まれてこなけりゃ良かっ・・・・」
そう言いかけた時、走り寄って行った炭治郎はこれ以上言わせないために手で妓夫太郎の口元を押さえます (´;ω;`)

「・・・・・ウソだよ・・・・本当はそんな事、思ってないよ・・・全部ウソだよ。仲良くしよう・・・この世でたった2人の兄妹なんだから。」
それ以上ツラい言葉を妓夫太郎に言わせないようにしている炭治郎は、悲しげな顔をしています。

「君たちのした事は誰も許してくれない・・・。殺してきた沢山の人に恨まれ、憎まれて罵倒される。味方してくれる人なんていない。・・・だから、せめて2人だけは・・・お互いを罵り合ったらダメだ!」

「・・・あぁぁぁ・・・うあぁぁぁぁぁ~ (ToT) うるさいんだよぉ~~!アタシ達に説教すんじゃないわよぉ、くそガキがぁ!向こう行け!どっか行けぇ!」
ギャン泣きしながら叫ぶ堕姫。
堕姫の顔も半分くらいまで崩れてきてしまってます。

「悔しいよぉぉぉ~~~!悔しいよぉ!!・・・何とかしてよ、お兄ちゃん!死にたくないよぉ!お兄ちゃん!お兄ちゃん!お兄ぃ・・・・」
泣きながら妓夫太郎を呼ぶ堕姫の顔が、とうとう崩れて消えてしまいました。
「梅!!」
その瞬間、妓夫太郎は堕姫が人間だった頃の名前の「梅」と叫びました。
そして、妓夫太郎の顔も崩れて形がなくなっていきます。

『・・・・そうだ、俺の妹の名前は”梅”だった・・・”堕姫”じゃねぇ。酷い名前だ・・・』

<人間だった頃の妓夫太郎と堕姫の過去>
『いいや・・・梅も酷かったなぁ・・・。お前の名前は死んだ母親の病名から付けられたんだからなぁ。・・・羅生門河岸(らしょうもんがし)・・・遊郭の最下層で生まれた俺たち。』

子供は生きているだけでご飯代がかかるという理由で、このような環境の中では迷惑な存在とされて、妓夫太郎自身も母親から何度も辛い目にあってきました。

まともな食事も与えられず弱い体だった妓夫太郎は、美しさが全ての価値基準の遊郭の中で醜い外見を罵られたり、汚いと石を投げられたり怪物のように嫌われてきて、この世の罵詈雑言は自分のために作られたようだと感じながらも、それでも必死に生き延びてきました。

ネズミや虫を食べて飢えをしのぎ、遊郭のお客が忘れていった鎌を遊び道具として持っていました。
鬼になった妓夫太郎の血鎌はこの鎌を使っての血鬼術だったという訳ですね。。。
人間の頃の妓夫太郎の生い立ちは、とても過酷です・・・ (-_-;)

そんな辛く苦しい中でも生き延びてきた妓夫太郎ですが、妹の梅(堕姫)が生まれたことで何かが変わり始めたと感じるようになりました。
『梅、お前は俺の自慢だったなぁ・・・。年端もいかない頃から大人がたじろぐほど綺麗な顔をしていた。俺は自分がケンカが強いと気づいて、取り立ての仕事を始めた。』

妓夫太郎は遊郭に来ていたお客の男性を殴ったり、遊び道具として持っていた鎌で脅してはお金を取り立てる仕事をするようになりました。

『誰もが俺を気味悪がって恐れた・・・。気分が良かった。自分の醜さが誇らしくなり、お前のように美しい妹がいることは俺の劣等感を吹き飛ばしてくれた。これから俺たちの人生は良い方へ加速して回っていくような気がした・・・・・・梅が13になるまでは』

ある日、妓夫太郎が取り立ての仕事から戻ると、そこには妹・梅の悲惨な姿がありました。
『俺はいなかった・・・。仕事から戻ったら、お前は丸焦げになっていた・・・。』
梅が道の真ん中に空いた穴の中で黒焦げで横たわっていたのでした ( ノД`)

遊郭のお客であった侍の目を持っていたかんざしで刺して失明させてしまった梅(堕姫)は、その報復として縛り上げられ生きたまま焼かれてしまったのでした。。。
いくら何でもヒドすぎ・・・・ (*ノωノ)

焼きただれた梅(堕姫)は、まだかすかに息をしています ( ノД`)
そんな梅を抱き上げて激しく叫び泣く妓夫太郎
「やめろ!やめろ!やめろーー!俺から取り立てるなぁ!何も与えなかったくせに取り立てやがるのかぁ!!許さねぇ・・・許さねぇ!!元に戻せ俺の妹をーーーっ!!でなけりゃ、神も仏も、みんな殺してやるぅーーーっ!!」

泣き叫びながら怒りをぶちまける妓夫太郎ですが、後ろから背中を斬られてしまいます。
妓夫太郎の背中を斬りつけたのは、左目に包帯をしている侍でした。
梅(堕姫)がかんざしで刺したお侍のようです。

「こいつで間違いないか?」
隣にいる女将に確認します。
「はい、そうでございます。・・・感謝いたします。厄介払いができて良かった。本当に狂暴でねぇ・・・。取り立て先で大怪我させたり、最近ではもう歯止めが効かなくて。梅のことは残念でしたけど、可愛い子を見つけたらまた紹介しますので、あのぉ・・・お金の方を・・・」
侍は「トドメを刺してからだ」と再び刀を握りなおします。
しかし、2人の会話を聞いて怒りが込み上げた妓夫太郎が隙をついて女将を殺してしまいます。

「・・・・お前・・・いい着物だなぁ。清潔で肌つやもいい。たらふく飯を食ってぇ、キレイな布団で寝てんだなぁ。生まれた時からそうなんだろう・・・・?雨風しのげる家で暮らして・・・いいなぁ・・・いいなぁ・・・!そんな奴が目玉1個失くしたくらいでギャーギャーピーピーと・・・騒ぐんじゃねぇ」
そう言って侍も殺してしまいました。。。

この時の侍への言葉は、鬼になった妓夫太郎が天元様に向けた妬みオンパレードなセリフと喋り方も似ているので、この時点で妓夫太郎の心はもう鬼になってしまっていたのかもしれません・・・ (-_-;)

『誰も助けちゃくれない、いつもの事だ・・・。いつも通りの俺達の日常。いつだって助けてくれる人間はいなかった。』
焼かれた妹の梅を抱き抱えながら歩く妓夫太郎は、途中で倒れ込んでしまいます。
空からは雪が降ってきました。

『雪が降り始めた・・・。どんな時だって全てが俺達に対して容赦をしなかった。・・・どうしてだ?!”禍福は糾える縄の如し”(かふくは あざなえる なわのごとし)だろ!良い事も悪い事も変わるがわる来いよぉ!!』
※「禍福は糾える縄の如し」とは・・・幸せと不幸せはより合わせた縄のように交互にやってくるという意味です。
辛いことがこれだけ起こっているんだから、俺達にも平等にちゃんんと良い事も起きてくれよ!という心の叫びですね・・・ (´;ω;`)

すると、その時「どうした、どうした。かわいそうに・・・・」
誰かが声をかけてきました。
倒れている妓夫太郎たちの前に立っている男は、女性の首や足を持っています。
「俺は優しいから、放っておけないぜ。・・・その娘、まもなく死ぬだろう。・・・・お前らに血をやるよ、2人ともだ。”あの方”に選ばれれば鬼となれる。命というのは尊いものだ。大切にしなければ・・・」

左手を差し出しながら「さぁ、お前らは鬼となり俺のように十二鬼月・・上弦へと上がってこれるかな」
そう言った男の目には「上弦」「陸」の文字が描かれていました。

出ました!上弦の鬼の「童磨(どうま)」です。
妓夫太郎と堕姫が鬼になる前に上弦の陸だった男です。。

そして「あの方」とは、もちろん鬼舞辻無惨様のことですね。。。

『鬼になったことに後悔はねぇ・・・・・俺は何度生まれ変わっても必ず鬼になる。幸せような他人を許さない・・・必ず奪って取り立てる妓夫太郎になる!』
人として扱われてこなかったに等しい妓夫太郎は鬼になることに躊躇はなかったようですが、そんな妓夫太郎にも思うところがあったようです。それは妹の梅(堕姫)のこと。。。
『ただ・・もし唯一、心残りがあるとするならば・・・・・梅、お前は俺とは違ったんじゃないかって事だ・・・。』

『もっといい店にいたなら真っ当な花魁に・・・・。普通の親元に生まれていたなら普通の娘に・・・・。良家に生まれていたなら上品な娘になっていたんじゃないか・・・。染まりやすい性格のお前だ、俺が育てたためにお前はこうなっただけで・・・。”奪われる前に奪え、取り立てろ”と俺が教えたからお前は侍の目玉を突いたが、従順にしていれば何か違う道があったかもしれない。俺の唯一の心残りは、お前だったなぁ・・・』

妓夫太郎の中では自分が鬼になることには躊躇いはなかったけど、妹の梅は自分が育てたせいで道連れにしてしまったんじゃないか・・・っていう負い目があったのかもしれないですね。

<暗い闇のような不思議な場所>
鬼の姿の妓夫太郎が1人で立っています。
「・・・・なんだぁ?ここは。・・・地獄か?」
すると後ろから、
「お兄ちゃん!・・・やだぁ、ここ嫌い!どこなの・・・?出たいよぉ。何とかして!」
振り返ると、そこには梅の姿をした妹(堕姫)がいました。
「お前・・・その姿・・・」

しかし、妓夫太郎は前を向いてそのまま歩き出します。
「そっちが出口?」
妓夫太郎について行こうとする梅(堕姫)
「お前はもう・・・俺について来るんじゃねぇ」
「・・・・何で?!待ってよ!アタシ・・・」
「ついて来んじゃねぇ!!」
大声で怒鳴る妓夫太郎、そして再び1人で歩き出します。

「さっきの事、怒ったの?謝るから許してよ!お兄ちゃんのこと醜いなんて思ってないよ!悔しかったの!負けて悔しかったの!・・・アタシのせいで負けたって認めたくなかったの!」
泣きながら訴える堕姫。
「ごめんなさい!うまく立ち回れなくって・・・。アタシがもっとちゃんと役に立ってたら負けなかったのに!いつも足引っ張ってごめんなさい ( ノД`) ・・・ねぇ、お兄ちゃん!」

2人の立っている場所は妓夫太郎が歩いて行こうとする方は薄暗く、梅(堕姫)のいる方は少し明るくなっています。
「・・・お前とは、もう兄妹でもなんでもない。・・・俺はこっち(薄暗い方)に行くから、お前は反対の方・・明るい方へ行け。」
それを聞いた梅は妓夫太郎に駆け寄って後ろからおぶさり抱きつきます。
「おい!!」
「・・・やだっ・・・やだぁ!離れないっ!絶対・・・離れないから!ずっと一緒にいるんだから!何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる!絶対に・・・!!」
おぶさりながら泣き叫ぶ梅です ( ノД`)

「アタシを嫌わないで!叱らないで!1人にしないで!置いてったら許さないわよぉぉ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁーー・・・ずっと一緒にいるんだもんっ・・・ヒドい、ヒドい!約束したの覚えてないの?忘れちゃったのぉ?」
そんな梅の言葉で妓夫太郎は人間だった頃のある約束を思い出します。

雪の降りしきる中、1枚のゴザで2人でくるまって寒さをしのいでいる妓夫太郎と梅の兄妹。
「俺たちは2人なら最強だぁ!寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら!約束する、ずっと一緒だ。絶対離れない。・・・ほら、もう何も怖くないだろ?」
そんな過去の約束を思い出した妓夫太郎は、梅を背負ったまま一緒に歩き出していきます。
2人の歩くその先には炎が燃えさかっていて、妓夫太郎と梅は炎の中へと消えて行きます。。。

これは、やっぱり地獄の方へと向かって行ったという事なのでしょうか?

妓夫太郎と梅がいたこの薄暗い場所は、もしかしたら天国と地獄の境目?みたいな、そんな場所だったのかなって思いました。
妓夫太郎が向かおうとしていた暗い方が地獄で、梅(堕姫)の後ろの少し明るい方が天国・・・そんな描写だったのかと、勝手に解釈してしまいました。

ただ、堕姫も鬼になってたくさんの人を殺めてきたはずなので、堕姫だけ天国に行けるかもしれなかった?というのは有り得ないのかな?とも思いつつ・・・。
堕姫は人間だった頃の「ずっと一緒にいる、離れない」という妓夫太郎との約束を鬼になってもちゃんと覚えていたんですね。

遊郭編」では炭治郎&禰豆子の兄妹と、妓夫太郎&堕姫の兄妹の描写が対照的で切なかったです。
どちらの兄妹も、お互いが大切で大事で守りたい一心だというのは同じだったと思うんですけど、妓夫太郎たちは何とも悲しい結末になってしまいました (´;ω;`)

戦っている時は上弦の鬼だし、醜い奴はどうでもいいとか人の命を軽く見てたりして、やりたい放題でこん畜生な2人だったけど、人間だった頃の生まれ育った境遇や酷い過去を知ると、鬼になるのはダメダメな事なんだけど、本当に辛い人生だったんだな~・・・って悲しくなってきてしまいます (´;ω;`)

頸を斬られた後のあの罵り合いの喧嘩も、最後の最後は仲直りをする事が出来た上での2人一緒に炎の中へ・・・だったので、例え地獄のような場所だったとしても2人にとっては一緒にいることが一番で、ようやく普通の幸せを感じられるようになるのかもしれません。

<戦いが終わった遊郭の街>
炭治郎と禰豆子の手の平で妓夫太郎の崩れた顔の最後のすすが消えてなくなりました。
悲しそうな顔の炭治郎と禰豆子。
「仲直り・・・できたかな・・・」
大丈夫!ちゃんと出来てますよ (*´ω`)
頷く禰豆子。
夜空を見上げながら「終わったな・・・・疲れた・・・」と安堵する炭治郎

「・・・・ふぅ~~~ん・・・・・そうか。ふぅ~~ん・・・陸(ろく)ねぇ。」
天元様や3人の奥さんたちの前にいる、ヘビを巻き付けた男。
そうです!蛇柱の伊黒小芭内(いぐろ おばない)です☆彡
「一番下だ・・・上弦の。陸とはいえ、上弦を倒したわけだぁ。実にめでたい事だな。陸だなぁ・・・褒めてやってもいい」
上から目線で傷ついてる天元様たちに向かってネチネチ口撃 (^_^;)
伊黒小芭内って余り分からないけど、こういうキャラ???
シラけ顔の天元様&お三方。。。

「いや・・・お前から褒められても別に・・・・」でた”別に・・・” (^_^;)
・・・てか、いつも思うけど他の柱が来るの遅くない?
「そうですよ!」
「ずい分、遅かったですね」
「お・・・お・・・遅いんですよ!そもそも来るのがっ!遅っいの!」
負けじと嫌味で応戦の須磨&まきをさんコンビ。
すると小芭内の体に巻き付いてるヘビ君がシャーーー!と威嚇 <(`^´)>
「ギャアァーーーーーっ!怖えぇぇぇっ!」
思わず逃げるビビりの須磨さん。

激しい戦いが終わったばかりで傷ついてる人に向かってのネチネチ口撃は続きます (^_^;)
「左手と左目を失って、どうするつもりだ?たかが上弦の陸との戦いで、復帰までどれだけかかる?その間の穴埋めは誰がするんだ。」
「俺は引退する。さすがにもう戦えねぇよ。お館様も許して下さるだろう。」
天元様、引退・・・そっかぁ・・・引退・・・ ( ノД`) ( ノД`) ( ノД`)
そう言えば、上弦の鬼を倒したら普通の人間として生きていきましょうって雛鶴さんも言っていましたね。。。

「ふざけるなよ、俺は許さない。ただでさえ若手が育たず死にすぎるから、柱は煉獄が抜けたあと空席のまま。お前程度でもいないよりはマシだ。死ぬまで戦え。」
あら・・・やっぱり毒舌さん。
「いいや、若手は育ってるぜ。確実に。」
そうだぜ! <(`^´)>
「お前が大嫌いな若手がな!」
「・・・おい・・・まさか・・・生き残ったのか?この戦いで、竈門炭治郎が・・・!」
意外そうにビックリする伊黒氏。
炭治郎以外にも、あと2人ほどちゃんと生きてますよ 。あと禰豆子ちゃんも(*´▽`*)

夜が明け始めて、鎹烏(かすがいがらす)がお館様の元へ上弦の鬼を倒した事を伝えに行きます。
それを聞いたお館様、大喜びです。
「そうか!・・・倒したか!・・・上弦を!・・・よくやった天元、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助!」
いつもは冷静なのに、かなりテンションお高めのお館様。

上弦の鬼を倒したことを喜ぶお館様ですが、那田蜘蛛山編の柱合会議の時の姿よりも病気がかなり進行してしまっている様子。
咳込んだ時に吐血してしまいます (*ノωノ)
「耀哉(かがや)さま・・・」
心配する奥さんの”あまね”さん。
「百年・・・・百年ものあいだ変わらなかった状況が、今、変わった・・・!」
お館様、体に差し支えるから落ち着いて~!

「あまね・・・・・」
「はい」
「(咳込みながら)分かるか?・・・これは兆しだ!運命が大きく変わり始める・・・。この波紋は大きく広がってゆくだろう。周囲を巻き込んで大きく揺らし、やがては”あの男”の元へ届く・・・。鬼舞辻無惨・・・お前は必ず、私たち・・・私たちの代で倒す。我が一族の唯一の汚点であるお前は・・・!」
そう言うと再び咳き込んでしまいます。

「お前たち、湯を沸かしなさい!それから薬と手ぬぐいを!早く!」
あまねさんは子供たちに向かって指示を出します。
「父上!」
子供たちも父親であるお館様を心配しています。

<異空間・無限城>
そこにいるのは、無限列車編以来のお久しぶりの登場の上弦の参・猗窩座(あかざ)。
『異空間、無限城・・・・。ここに呼ばれたという事は・・・・・・上弦が鬼狩りにやられた?!』

<破壊された遊郭の街>
3人の奥さんたちに支えられながら歩く天元様。
「いやぁ~~~、痛ってなぁ!」
「でも・・・良かったです・・・天元さまぁ (>_<)」
「ほんと・・・生きていてくれて・・・」
「4人・・・かける事なく帰れますね」
「あぁ・・・。凱旋しよう・・・派手にな!!!」

一方、炭治郎たちも4人肩を抱き合って大泣き中 (^_^;)
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!良かったよぉ~~~!!!」
「うぅぅぅぅぅぅ・・・・・・ ( ノД`)」
「みんな・・・生きてて良かった・・・!!」
無事に生きて帰れることを、みんなで喜び合うのでした☆彡

【おしまい】

いやぁーーーーーーー、終わりました。
とうとう終わってしまいました。

最後は、Aimer(エメ)さんの「残響散歌」が流れる中で、遊郭編で登場してきたキャラクター達の思い出のシーンが色々と。。。
天元様、あらためてカッコイイです。

そう言えば、炭治郎達は遊郭に潜入するために女装したりもしましたね。
善逸だけなぜか最後まで女装のままの姿でいました (^_^;)
やっぱり・・・「残響散歌」は、いい曲です♬♬♬

ちなみに、今回の最終話では妓夫太郎と梅が鬼になるきっかになった時に、当時は上弦の陸だった童磨(どうま)がちょっとだけ登場しました!

童磨の声は宮野真守さんでした☆彡

最近の声優さん事情に疎い私でも、さすがに宮野真守さんは知ってますよ (*‘∀‘)

アニメのデスノート夜神月とか、映画「ファンタスティックビースト」シリーズのニュート・スキャンマンダー(言いにくい・・・)をやっている声優さんです。
あと、星野源さん出演の「おげんさんといっしょ」っていう音楽番組?で、ネズミの声と昔の某アイドルみたいな格好をした雅マモルをやられている人ですよね???
歌番組とかにも出ているのを何回か見たこともあります。

ネットでは童磨の声は宮野さんがいい!みたいな予想が結構出ていたようなんですが、みなさんの予想、凄い!ピッタリでした (#^^#)

今回の「遊郭編」ではちょろっとだけ出てきただけの童磨(どうま)でしたが、今後ちゃんと出てくる上弦の鬼の1人ですね。
酷いことを笑顔で言っちゃうっていう・・・上弦の鬼の中でも結構エグいキャラクターですよね、この人。。。

そして!そして!そして!
本編が始まる前に「番組の最後にお知らせがあります」というテロップがありましたが、これは「刀鍛冶の里編」の放送が決定!!!という嬉しいお知らせでした~ (≧▽≦)

たぶん、続編やりますよ!っていうお知らせなんじゃないかな?とは思っていましたけども・・・けども、やっぱり嬉しいお知らせでした☆☆☆

でも放送時期がいつか?っていう告知はなかったので、遊郭編のすぐ後とか4月からとかではないんですよね、きっと・・・。

いつ頃なんでしょうか?
今年中?か来年?
もしかして遊郭編が始まった頃と同じくらいの時期に始まるのかな・・・・となると、年末近く???

とりあえず、また続きが見られるという事で・・・少し間が空いてしまいそうですが楽しみです (#^^#)

次の「刀鍛冶の里編」の放送も決定したことだし、原作マンガの方を読み返してみても良いかな~・・・・なんて。

「刀鍛冶の里編」早く始まってほしいです!!楽しみ☆彡

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