【小学2年生・算数】(10)百の位から繰り下がる引き算(ひっ算)
※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。
1学期の6~7月の夏休み直前くらいまでに「百の位に繰り上がるたし算・百の位から繰り下がるひき算」の学習を行います。
「百の位に繰り上がるたし算」の学習の次は「百の位から繰り下がる」ひき算の学習になります。
【例題1】太郎さんは折り紙を128枚持っています。このうち54枚使いました。残った折り紙は何枚でしょうか?
この例題を数式で表すと
持っている折り紙128枚-使った折り紙54枚=?
128-54=? となります。
この計算の仕方を考えてみましょう。
まず、計算しやすいようにひっ算で表してみます。
まずは、1の位からひき算をします。
ブロック図とひっ算の数式で確認してみましょう。
(一の位)8-4=4
次に、十の位のひき算をします。
(十の位)2-5=? → このままでは、十の位のひき算が出来ません。
このように十の位でひき算が出来ない場合、どうすれば良いでしょうか?
計算式を見ると「引かれる数(128)」が3ケタになっています。
十の位の1つ大きい位は”百の位”になります。
ここで、2年生の最初の頃に学習した2タケのひき算を思い出してみましょう。
2ケタのひき算の場合は、一の位でひき算が出来ない時に1つ隣の十の位から”1”繰り下げてくることを学習しました。
3ケタの数字のひき算の場合も同じです。
十の位でひき算が出来ない場合は、百の位から”1”借りてくる(繰り下げる)ことで十の位でのひき算が出来るようになります。
百の位から「1」繰り下げる事で、十の位が「12」となり、十の位のひき算が出来るようになりました。
百の位は繰り下げて「0」になったので、十の位が「7」一の位が「4」で「74」となり、「128-54=74」で、残った折り紙は「74枚」という答えを出すことが出来ました。
このように十の位でひき算が出来ない場合は、百の位から「”1”繰り下げる」ことをしてあげます。
3ケタの計算問題は一瞬「うわっ・・・ Σ( ̄ロ ̄lll)」と思ってしまいそうになりますが、繰り下げてひき算をする方法は同じですので、焦らずに計算していけば大丈夫だと思います☆彡
他の計算問題も解いてみましょう。
【問1】128-44=?
【問2】147-62=?
【問3】152-76=?の場合は、一の位のひき算が出来ない場合の問題になります。
これは2ケタのひき算と同じで、一の位のひき算が出来ないので十の位から”1を借りて”くることでひき算ができます。
そして更に十の位も引かれる数字の方が小さいので、今度は十の位の1つ上の百の位から”1借りてくる”ことで、十の位のひき算も出来るようになりました。
ケタ数が多くなると計算もちょっと面倒だな・・・と思ってしまいそうになりますが、やはり何問も解いて計算慣れする事が一番かもしれません (*^^*)