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【小学2年生・算数】(4-2) ひっ算で行う2ケタの足し算(繰り上がりあり)

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※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。

 

2年生の1学期に始まった”ひっ算”で行う2ケタの計算では、繰り上がりなしの足し算の次に「繰り上がりのある足し算」を学習します。

 

今回はひっ算で行う「繰り上がりがある」2ケタの足し算の考え方についてです。

 

【例題1】お菓子屋さんで「1袋38円のクッキー」と「1つ15円のカステラ」をそれぞれ1つずつ買いました。合わせていくらになるでしょうか?

 

この問題を計算式で表してみるとどうなるでしょうか?

→ 「38円のクッキー1袋+15円のカステラ1つ=?」

→ 「38+15=?」となります。

 

では、この「38+15=?」の計算はどのようにしたら良いでしょうか?

 

【1】ブロック図を使う

 まず、「38+15=?」をブロック図・ひっ算の式で表してみます。

f:id:usa87mama:20200319224800j:plain


このブロック図をひっ算のように縦に並べてみます。

まず「一の位」を足し算します。「8+5=13」になります。

「十の位」は「3」と「1」を足して「10のかたまり」が「4」になります。

f:id:usa87mama:20200319224036j:plain


ここで問題が1つ。

一の位のところには「13」と書くことはできません。

そこで一の位の「13」を「10」と「3」に分けます。そうすると「10のかたまりが1つ」出来たのがわかります。その「10のかたまり」を十の位の方にうつします。

f:id:usa87mama:20200319225243j:plainブロック図で、10のかたまりの棒を十の位にうつすと分かりやすいと思います。 

f:id:usa87mama:20200319225331j:plain

このブロック図から「10のかたまりが5つ=50」と「1のかたまりが3つ」を足すと「50+3=53」となります。

 

よって元の式「38+15=?」の答えが「53」であると導き出せました。

 

でも、通常の計算ではひっ算で行うため、問題を解くときは数式で書いて解いていく必要があります。

では、実際にひっ算で計算を行う場合は、どのように書いて解いていけば良いのでしょうか???

 

【2】ひっ算の数式で計算する

ひっ算では「38+15=?」は、このように書きます。

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まず「繰り上がりありなしの足し算」の時と同じように、一の位から足していきます。

一の位の「8」と「5」を足すと「13」になります。

しかし、一の位の答えを書くところに「13」と書くことは出来ません。

そこで、「13」を下のように書いてみます。

f:id:usa87mama:20200319225948j:plain次に十の位の「3(30)」と「1(10)」を足します。「4(40)」になります。

この「40」を十の位の位置から書いてみます。

そうすると下のような計算式になりました。

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でも、本来は足し算をして一の位が10より大きくなった場合にこのように書きません。

 

そこで、一の位を足した時に「10より大きくなった場合」には「10のまとまりを十の位に繰り上げてあげます」。

その時に繰り上げた分を計算し忘れないために、元々の計算式の十の位の上に少し小さめに「1」と書きます。

そうすることで、十の位での計算時に繰り上がった「1」を足し忘れる心配がなくなります。

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※上記の数式は一の位が10より大きくなった時の様子が分かりやすいように書きました。実際の計算ではこのようには書きません。あくまでも繰り上がりを説明するために書いた式になります。

 

正しいひっ算での繰り上がった時の書き方は下のようになります。

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①一の位の「8」と「5」を足すと「13」
➁13のうち一の位の「3」を答えを書くところに書いて、残りの10のまとまりを示す「1」を十の位の上に小さく書きます。

➂十の位の「1」と「3」と「1」を足すと「5」

④答えは「53」となりました。

 

繰り上がりの計算がある足し算の場合は、十の位の上に繰り上がった10のまとまりを表す「1」小さく書くことを忘れてしまうと、計算間違いを起こしてしまいますので、ここが一番大事になります。

 

ここを忘れなければ、あとは繰り上がりのない2ケタと2ケタの足し算と同じになりますので、問題を解く数をこなして慣れていくのが良いかと思います☆彡

 

分かりずらい説明になってしまって、スミマセンでした <(_ _)>