明日もきっと、はなまる日和

☆子育ての事を中心に日々の出来事を色々と書いています☆

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【小学2年生・算数】(3)時刻と時間

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※算数や国語は、地域や同じ区内でも学校によって習う順番や進み具合に違いがあります。

 

2年生の算数では1学期の早い時期に「時刻と時間」を学習します。

 

時計の読み方については、1年生でも学習したと思います。

1年生の時は「10時」「2時」「5時30分」といった”何時・何時半”の読みから始まり、「3時10分」「6時40分」といった”何分”が区切りの良い分かりやすい時間の読み方、そこから「○時23分」「△時37分」「▢時51分」といった細かい何分までの読み方を学習しました。

 

2年生では、決まった時刻からある時刻までの間にかかった時間はどれくらいか?

〇時間̻▢分を「分だけ」で表すと何分になるか?

また、「午前」と「午後」の認識についてを学びます。

 

【時間の経過・かかった時間について】

1年生の時は時計の針がさしている時間を読むことを学びましたが、2年生ではA → Bまでの時間の経過がどれ位(何分・何時間)なのかを考えていきます。

 

《例題》学校行事で水族館へ行く事になりました。学校を出発した時刻は9時です。下の時間経過の時計のイラストを見ながら、それぞれの時刻について考えてみましょう。

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【問題1】学校を出てから電車に乗るための駅に着く までに、どれくらい時間がかかったでしょうか?

 

まず、上の時計のイラストから学校を出たのが9時、駅に着いたのが9時15分という事が分かるかと思います。

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学校を出てから駅に着くまで「どれくらいの時間がかかったか」を考えるためには、長い針が何メモリ進んだか数えます。

 

基本的な事になりますが・・・時計の長い針が1メモリ 進む時間は「1分間」です。

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学校を出たのが「9時」で、駅に着いた時計は「9時15分」なので、15メモリ進んだという事が分かります。

「1メモリ=1分間」なので「15メモリ=15分」となります。

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従って、学校を出てから駅に着くまでにかかった時間は「15分間」という答えになります。

 

※メモリを数えても良いのですが、教科書には「分」を表す数字が描かれている時計のイラストが載っている場合がありますので、その数字を見ると0 → 15までで経過した時間は「15分」と分かりますし、何時を指す大きい数字を「5飛び」で数えて「15分」と答えを出すことも出来ます。

 

同じように以下の問題でも、それぞれの行動ごとのかかった時間を考えてみましょう。

 

 

【問題2】学校を出てから水族館に着くまでどれくらい時間がかかったでしょうか?

時計のイラストから学校を出た時間が「9時」、水族館に到着した時間が「10時」となっています。

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学校を出た時刻の時計と水族館に着いた時刻の時計を並べてみると、ちょうど長い針が12から12と、ひと周りした事が分かります。

 

時計の長い針が1周(ひと周り)する時間は「60分間」です。その60分間のことを「1時間」と言います。つまり「60分=1時間」となります。

 

この事から、学校を出てから水族館に着くまでにかかった時間は「60分」または「1時間」という答えになります。

 

 

【3】お昼にお弁当を食べ始めてから食べ終わるまでの時間はどれくらいでしょうか?

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イラストからお昼を食べ始めたのが「12時15分」、食べ終わったのが「12時55分」となっているのが読み取れます。

お昼を食べ始めてから食べ終わるまでの経過時間でメモリが幾つ進んだのか考えます。

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40メモリ進んでいるのが分かります。

1メモリ「1分」なので、40メモリは「40分」となります。

 

従って、お昼を食べ始めてから食べ終わるまでの時間は「40分」という答えになります。

 

 

【時間を何分だけで表す・何時何分で表す】

例えば「1時間30分は何分ですか?」、「75分は何時間何分ですか?」と聞かれた時に、どのように考えるかという事になるのですが・・・。

これは、時間の単位を換える問題になります。

 

水族館の例題のところで、時計の長い針が1周(ひと周り)する時間は「60分間」で、この60分間のことを「1時間」と言います。という事を書きました。

これを元に考えていきたいと思います。

 

【問題1】「1時間30分」は何分でしょうか?

これは1時間30分を「分だけ」で表すと何分になるか?という事になりますが、まず1時間が60分であるという事を理解していることが重要になります。

1時間30分のうち、1時間=60分という事が理解できていれば、後はこの60分に残りの30分を足してあげるだけとなります。

「60分+30分=90分」となり、答えは「1時間30分は90分」が答えになります。

 

【問題2】「2時間10分」は何分でしょうか?

この場合はどのように考えたら良いでしょうか?

この問題では「2時間」となっています。1時間が60分であるという事が分かっていれば2時間の場合は60分が2つなので「60+60」であると気付くと思います。

計算すると「60+60=120」となります。ここに残りの「10分」を足してあげます。

「120分+10分=130分」となり、答えは「2時間10分は130分」が答えになります。

 

では、次の場合はどのように考えたら良いでしょうか?

【問題3】「100分」は何時間何分でしょうか?

今度は「何分」を「何時間何分」に変換する問題になります。

考え方は問題1・2と同じです。

まず「1時間=60分」、これが大事です。

まず「100分」から「1時間分の60分」を引きます。

「100(分)-60(分)=40(分)」で40(分)が残りました。

100分から引いた「60分」を「1時間」と変換してあげます。

そこに残った40分を付け加えてあげると「1時間40分」となります。

 

  

【午前・正午・午後について考える】

この「午前」「正午」「午後」というのは、娘の学校ではそれほど詳しくやっていなかったようです。

お昼ちょうどが「正午」、正午より前が「午前」、正午よりあとが「午後」という感じでサラっと説明したようです。

 

イラストを元に「午前」「午後」を使った読み方を考えると理解しやすいかもしれません。

 

【例1】太陽が昇って朝起きた時のイラストと7時をさした時計を見て、午前か午後か考えます。

「太陽と朝起きた時のイラスト」ということから起きるのが夜であるという事は普通はないので、この場合の「7時」は「午前7時」だという事が分かります。

 

【例2】子供が学校を出た時(下校)のイラストと3時をさした時計を見て、午前か午後か考えます。

この場合も通常の下校時間は午後の時間帯なことが多いと思うので、この「3時」は「午後3時」だという事が想像できます。

 

 

 

【24時間表記について】

時計の学習の最後の方で、1日を「24時間」で表現することも出来るという事をチラっとだけやりますが、そこはそれほど深くやらずに本当にサラっとだけです。

 

1年生の時は時計の針を見て「10時」「4時」「5時30分」という風に針がさしている時刻を読む学習でしたが、2年生では「経過した時間」、「午前・正午・午後の理解」、そしてお昼(正午)を過ぎた12時以降を「午後1時が13時」「午後6時が18時」といった一歩踏み込んだ学習をします。

 

 

大人からすると「そんなの普通に考えれば分かるよ・・・」という問題ですが、「午前」と「午後」の認識が不十分な場合は、間違えてしまう事があります。

 

朝起きた時間、お昼を食べてから公園に行く時間、夜ご飯の時間、お風呂に入る時間、寝る時間などの実際のお子さんの行動パターンを例にして一緒に考えていくと、意外とすんなり理解できるようになるかもしれませんね (#^^#)

 

2年生では「時計の長い針がひと周りすると1時間=60分」、「1日が24時間」、「午前・午後がそれぞれ12時間ずつ」という事の理解が基本になるかと思います 🕘

 

時計の読み方は、意外とスムーズに読めるようにならない時もあります。

娘も時刻を読むのが苦手です。

我が家では針を動かせる公文の時計を買って、最初のうちは時計の問題も公文の時計を動かしながら解いたりしていました。

 

自分の手で実際に時計を動かしながらやると、段々と理解できるようになってくるみたいです。

やはり娘には自分の手で物を動かしながら学ぶことが合っているようです。

 

今だに怪しい時もあるので、遊びも兼ねて公文の時計は我が家ではまだまだ必須アイテムとなっております (;´∀`)